第52章 大事なこと
放課後
暦
「練習始まる前に、必ず行くから……2人は先に行っててください」
蛍と忠にはそう頼んで(↑何と無く敬語)、先に部活に行って貰った。
私は、その前に職員室に向かった。
到着し、ドアを開けようとした所で、
武田
「あ!鳴宮さん!」
反対側のドアから、武田先生が出て来た。
武田
「今日は部活来られますか⁉︎」
なんかデジャ・ビュ。
暦
「はい、行きます。それで…あの、」
武田
「なら一緒に行きましょう!」
グイグイと背中を押され、私は半ば強制的に体育館へ向かう事になった。
先に先生に話そうと思って、職員室に寄ったんだけど…
武田
「きっと皆も、鳴宮さんを待ってますよ!」
暦
「は、はい」
余計な考えだったみたい。