第46章 チームの希求
梢が、大声を出し過ぎてむせた。
暦
「何やってんの、梢(呆れ」
梢
「ゲェッホ‼︎……ふー!吐くかと思った(涙」
嶋田
「大丈夫かよ」
梢
「大丈夫っス」
暦
「応援でむせる普通?」
梢
「吐かなかったから、セーフセーフ」
暦
「何がセーフなの」
応援としてはアウトだよ。
取り敢えず、プレーの阻害にならなくて良かったけど。
私が呆れていると、外に出ていた滝ノ上さんが戻って来た。
滝ノ上
「オラ!どうだコレ、良くね⁉︎」
嶋田
「⁉︎」
その手には、3分の1程度に砂利の入ったペットボトルがある。
梢
「おお!即席応援グッズ!」