第43章 試合を見る事
梢
「リズム狂わされてんね〜…結果オーライ的な?」
暦
「そうだね…─あ!」
金田一君が助走に入ってる!
て事は…
影山
(金田一の速攻来るか…⁉︎ブロックの上から打たれるやつ…!)
日向
「……」
暦
「翔陽ー‼︎タイミング‼︎」
金田一君の速攻は、高さはあるけど速さは低い…だから、
日向
(いつもより、少しだけ溜めてから─跳ぶっ)
バヂッ
跳んだ翔陽の腕が、金田一君の速攻をブロックした。
金田一
「!」
「あの10番っまた止めたーっ!!?」
跳ね返ったボールが、弧を描いて飛んでく。
溝口
「後ろォッ!!!下がれーッ!!!」