第1章 初心表明
「で……あたしはどうしたらいいの?」
今日の衣装は子どもみたいなピンクのジャンバースカートに、白いシャツ。
髪は2つに分けて結んでる。
子どもなんだからお化粧はなし。
京ちゃんは満足そうな顔で慎重にカメラを棚の上に置いて、私の方ににじりよってきた。
パンツが見えそうなスカートの中に手を入れて太ももを撫でながら、「俺をイケメンにして。澪奈なら出来るよね?」なんて耳元で囁いてくる。
出来るって……そんなことない。
そりゃあイケメンは嫌いじゃないし、男の人のお洒落に興味もあるけど。
「んんっ」
私の返事は待たずに京ちゃんの手は下着の中に滑り込んでくる。
「ね、澪奈の言うこと何でも聞くから。それに、気持ちよくさせてあげる」
最近の私の身体は変だ。
京ちゃんの選んだ服を着せられるだけで熱くなって、写真を撮られると下半身がじんじんしちゃう。