第3章 「貰ったなら」: 黄瀬涼太 : 無邪気・ハグ・キス
ピンポーン
ある土曜の昼、未菜は愛しい人の家のインターホンを押した。
バタバタと聞こえる忙しない音。
ガチャ
未菜は、扉が開かれると同時に、
黄瀬「いらっしゃ─」
未菜「涼太〜‼︎」
黄瀬「Σうわっ⁉︎」
その人…自身の恋人である、黄瀬に抱き着いた。
未菜「ハッピーバレンタイン!はい、チョコ!」
黄瀬「ありがとっス!でもまさか、玄関で渡されるとは思わなかったっス(笑)」
未菜「玄関で渡したんじゃないよ。2/14の出会い頭に渡したの。恋人相手にはそういうもんでしょ!」
黄瀬(力説する未菜っち…めっちゃ可愛いっス〜!)
未菜「ぐえっ…り、涼太、苦しい!」