第4章 恋の始まり?
☆岩泉side☆
岩「ごめんな、俺のせいでこんな早く起こしちまって」
『大丈夫。1人で行きたくなかったから。』
岩「帰りはどうするんだ?」
『帰りもお兄ちゃん待つ。教室で勉強する。』
岩「そうか、だったら終わったら連絡するから昇降口で待ってろ、な。」
『うん。』
昨晩、花巻から電話がかかってきた。
岩「はい」
花《もしもし、俺!》
岩「オレオレ詐欺ならお断りだ。切るぞ」
花《あー待て待て!》
岩「なんだよ」
花《及川があの女の子誰だー!って言ってたけど誰?俺は見たことないから知らねんだけど》
岩「・・・あのクソ及川。他に何か言ってたか?」
花《あーちょっとうるさくて聞いてなかったわ、すまねぇ》
岩「まぁどーせ俺の彼女だとかなんだとか言ってたんだろーな
彼女じゃねーんだよなぁ。」
花《じゃあどういう関係?》
岩「・・・妹」
花《んー妹ね。及川にはおもしろそうだから秘密にして松川には伝えとくよ》
岩「何すんだよ」
花《あいつの反応を見てみたくないか?期待はしないけど》
岩「この後は花巻に任せるよ」
花《あいよー。じゃあ夜遅くにごめんな、また明日〜》
岩「おう」
やっぱ及川食いついたか。めんどくせぇ。