第2章 出会い
『カレーできました!!』
私はキッチンからリビングに向けて言った。
『ん〜!いい匂い!!』
『手伝ってくれてありがとうございました!僕たちちょっとやることがあるので、リョウさん達呼んできてもらえませんか??』
そういい、手元にある楽譜のようなものをヒラヒラとさせた。
『わかりました!!』
アラタさんの裏の顔を知っているけど、ここは素直に聞いていた方が良さそう。
メンバーも裏の顔のこと知ってるのかな??
私はリビングを出て、まずお兄ちゃんを呼びに言った。
お兄ちゃんの部屋の前に着くと、静かにノックをする。
『はーーい!!』
『お兄ちゃん!ご飯できたよー!』
『おぉ!わかった!』
そういい、お兄ちゃんが中から出てきた。
『れいなが作ったの?』
『んー、アラタさんと一緒に!ってかほとんどアラタさんだけど!』
私はルーを混ぜてただけです、、!
『そかそか!じゃ、俺先に下りてるからあとの奴ら頼むね!』
『了解です!!』
そういい、ピシッと敬礼をしてみせる。
お兄ちゃんはニコッとハニカみ、おりていった。