第1章 プロローグ
私はいつものように、リビングのソファで溜めていたドラマを見ていた。
『れいなー!!冬休みだからってグータラしてたらダメでしょー!部屋でも掃除したら???』
『はいはーい』
なんて、お母さんの言葉にテキトーに返事をしてみたり。
『あ、今日ね、お母さん達結婚記念日なのよー。それでね、今晩お父さんと2人でディナーしに行ってこようと思うんだけど、いい??』
『ダメーなんて言ったってどうせ行くんでしょ!』
私は、意地悪そうにハニカんでお母さんに言った。
『あったりまえよー♡』
『はいはい、、。』
本当にこの2人はいつでもラブラブ。
昔はそんな2人を見てるのが恥ずかしくて嫌だったけど、今は仲良くてすっごくいいなって心の底から思う。