第2章 通学ー強すぎる愛情ー
「ふぅー・・・」
昨日は色々あって、眠れなかったから眠い。
いっそのこと寝てしまおう。
バスの中で寝るのはやめられないなぁ・・・
「ふご・・・ッ!!!」
唇が塞がれ、呼吸ができない。
この匂いは・・・
やっぱりセンパイだ。
やっと口が解放されて、自由にしゃべれる。
「もうぅ!センパイやめてください!」
「何故なのだよ?」
センパイは首を傾げサラッサラの前髪が揺れる。
「俺はまいの事が好きなだけなのだよ?」
「・・・ッ///第一センパイの愛情表現キスだけですか!」
「俺はキス以上でも良いのだよ?」
「センパイッ!」
「冗談なのだよ・・・クスクス」
「ふざけないで下さい!」
「まい、かわいすぎるのだよ。だからキスしたいのだよ。」
「!?」
声のトーンが落ちる。
「まいは誰にも渡さないのだよ」