第10章 十話 狂った世界
狂っている…
私は、どうすればいいの?
その時 彼をひっぱたく音が聞こえた
(パシーン
『!?』
叩いたのは梨子ちゃんだった
『この、キモ男!星夜さんのお姉さんの気持ちを考えなさいよ!そんなに束縛するあんたの方が変だわ、私はこの事については、分からないけどね!(梨子さんもうやめて!
星夜君が叫んだ
『でも…』
『これは、桜沢さんと自分の事だから
他の子が口出すと厄介になるから
余り出さないで』
『ごめん…』
『桜沢さん…自分は5歳の時に両親を無くしました…だから…侑いつの家族が姉しか居なくて…それに、自分がまだ未熟だったから姉が、こんなに苦しい事してたのは知らなかったんです…もし、恋愛関係を崩してしまったならごめんなさい…』
星夜君…
『おいおい!星夜君は何も悪くないんだぞ?』
裕さんは言った
『そうだぜ?星夜さんは悪くないと思う』
結乃さんも言った
『アハハハ…分かってるじゃないか?なら、償いとしてここでシネエエエエエ』
この人本当に常識知らずだわ
『ヤメテ!!』
皆、ふと声がしたところを見た