第10章 二宮和也 × 嫉妬 3
「俺と、結婚してください。」
「う…うそ…」
「ここでうそついてどうするんですか」
「でも、和、本当に結婚したいの?流れに流されてるだけじゃない?」
「あなたも随分ひどいですね…したいに決まってるじゃないですか。5年も付き合ってるんですよ。」
「でも…和結婚とかしたくなさそうだったし…」
「もーだから言ってるじゃないですか。したかったですよ。だけど、プロポーズの方法なかなか思いつかなくて。せっかくもう少しで計画完成するはずだったのに…全部パーになっちゃったじゃないですかー」
「じゃあ、もう1回計画通りのプロポーズして!」
「嫌です。なんですか。このプロポーズ気に入りませんでした?」
「ゔぅ…しょんなこちょ…(涙声)」
「あーはいはい。あーあ。で、返事は?」
「もぢろん…オッゲーでじゅ…」
「あーもうせっかくロマンチックになると思ったのに…あはは」
「ゔぅ〜だって嬉じいんだもん…」
「はいはい。じゃあ、今日は記念に…(コソコソ)」
「!?/// か…和!?///」
「じ…じゃあレッツラゴー!///」
彼は私をひょいっと持ち上げた。
「和ー!?///」
「(コソッ)…」