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嵐 × 短編集

第19章 卒業




「ご、ごめん…泣くつもりなんて…」


「…」



彼はだまって私から目を逸らす。


彼の、精一杯の優しさ。



「ごめんね…忘れて…」

「ねぇ…」

「ん?」

「桜が綺麗だよ。見に行く?」

「…うん」




彼が微笑む



2人で並んで歩くと





「…ありがとう。」






彼がそう呟く




「私こそ...」


















こうやって、私の恋は終わった。









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