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干支様あなたの番ですよ!

第3章 新生活メェ!


ガツガツ

ガツガツガツガツ

…ゴクッ

「雷牙、もう少し静かに食べられませんか」

「いや〜、腹減り過ぎてヤバかったんだって、こいつ起きるの遅いからさ!」

「あ、あのごめんなさい」

勢いよく食べる雷牙くんを注意する龍一さん
私を待っていてくれたらしい

「謝ることないよ!僕達謝られたくて待ってたわけじゃないし」

「そうよん、シオちゃんおかわりいる?まだ沢山あるから食べな!」

「じゃあもう少しだけ貰おうかな」

一人はまだガツガツお米口にかきこんでいて

それを鬱陶しそうに見る龍一さんが横に座っていて

その前に巻姉さんが、ニコニコご飯を食べていて

「栞、沢庵取ってくれる?僕大好きなんだ」

「はいどうぞ、私も沢庵好きだな」

巻姉さんと未来ちゃんの間に私が居る

「雷牙くん!」

私は雷牙くんに向かって親指を立てる。グー

「だろ!」

雷牙くんも私がした様に親指を立てる

その理由は


”あんま期待すんなよ”

この言葉、本当だ。

龍一さんの作るご飯はとても美味しそうに見える
本当に美味しそうに。

ただ、その味は普通。中の中
見かけに騙されちゃいかん。がっかりする…と言っても良いかもしれない。

「そういえば、ご飯を作る当番ってあるんですか?今日の朝食はって言ってたから」

「うん、あるよ〜毎日作る人は変わるね。あ、私は作らないよ!てか作れない」

「巻姉さん、真顔で言うのやめてください。ウケます。」

笑ってるけどね虎アンド未

「栞さん、作りたいですか?良いですよ。私達の負担も減りますし。あ、では水曜日と日曜日にしましょう。」

「え、あの、はい。分かりました、頑張ります!」

何も言ってないけど決まった。

「栞が作るの?なんか心配」

「大丈夫だよ未来ちゃん。週一程度でご飯作ってたから」

「そ、そっか!でも心配だなあ!僕も手伝っちゃおうかな!」

「大丈夫だよ未来ちゃん。週一程度でムグッ」

前にもあったねこんなこと。巻姉さんあなたでしょう
…振り返った先に見えたのは

「では栞さん、よろしくお願いします。」

「は、はい」

龍一さんでした。

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