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歌詞って詩って

第39章 夢を見る日



許されるなら


このまま眠っていたい。


楽しい思い出を抱きしめながら、永遠に。


甘く都合のいい世界に、永遠に。


しかし、夢とは残酷なもので、本当に必要とした時、それは眠るのを許してはくれない。


冷たいものが身体中を駆け巡り、
目からは苦痛に耐えられなくなった雫が流れ落ちる。


"寝かせてくれ"

"このまま眠らせてくれ"


小さな小さな願いは受け入れられず、何度も、何度も、自分の記憶によって叩き起こされる。


そして今日も、僕は暗闇の中で藻掻き苦しむ。
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