第37章 僕から僕へ 僕から君へ
うつむかないで。
胸を張って前を向こう。
先のことを考えるのは怖いよね。
誰も保証してくれない。
でも、今君がすることは怯えている事じゃない。
怖くても、その1歩を踏み出すことが何よりも大事。
先のことを想像して、震えている方がまだいいよね。
どうなるかわからない暗闇に足を入れることはとても怖い。
1歩を踏み出すこと。
とても勇気がいる。
大丈夫。大丈夫。
少しでいい。勇気をだしてみて。
足りない分は、誰かがきっと背中を押すから。
たった数センチ上げることしかできない足でも、上げることさえできれば後はもうなるようになるさ。
迷ったっていいんだ。
君がこれだと思ったのなら、応援してくれる人がきっといる。
背中を押してくれる人がきっといる。
さぁ、笑おう。
周りの人を味方につけろ!
目の前の線から出ずに一人でうろうろするのはもう耐えられないでしょう?
一人だけだと思わないで。
目をしっかり開いて見渡して。
『ひとりじゃない』
それは君にとっての武器になる。
とてつもない武器になる。
今まで目の前を歩いてくれた人はもういない。
君が、君のために先駆者になるんだ。
前にはいないけど、周りにはきっといるから。
君を助けてくれる人が、頼りになる人がきっといるから。
大丈夫。大丈夫。
決めたんでしょ。
行く方向はもうとっくに決めたんでしょ。
何を迷っているの。
周りの力は存分に使いなさい。
君が進むためなら惜しまずに使いなさい。
1歩を踏み出せた時、それは君の自信になる。
とてつもない自信になる。
ゆっくりでいい。
焦って独り立ちなんてしないで。
絶対大丈夫。
そう思えた時、助けてくれた人への恩返しをするためにやっと君は独り立ちをする。
それまでは自分のために頑張ろう。
前を向こう。
悪い想像しかできないのなら想像はやめなさい。
行動に移しなさい。
必ずうまく行くなんて保証はない。
でもそれは、必ず悪くなる保証もないってこと。
やってみないとわからない。
さあ、1歩。
大空を仰いで、深く息を吸って、
大きく1歩。