第5章 ウエディング
ホテルに着くと
繭
『私、翔と共演した時に成長したって思って欲しくて海外にも出て勉強してきたのに……共演さえ出来ないってなんなの??仕事に口出してんじゃないわよ!!』あやを見る
あや
『……っ……』
翔
『あやは何も言ってないよ…俺の仕事は優先してくれる……』
繭
『なら、どーして!!』
翔
『単純に、俺が逆の立場だったら嫌だからだよ、それに貴方はあやをすぐ巻き込もうとする……それは……俺自身が正直腹立つ』
繭
『でも!!それ位で傷付いてちゃ翔の奥さん何て務まらないでしょ!?』
翔
『そんな事無いよ……あやは最高の嫁だよ…他の誰よりも……』あやの顔をみる
あや
『……翔くん……』瞳が潤む
翔
『…笑!!…』あやの瞳を親指で微笑みながらなぞる
繭
『何??泣き落とし??素人のくせに怖!!翔その女信じすぎじゃない??笑』
翔
『…笑……あやは…そんな事出来ないんだよなぁ〜ピュア過ぎて感受性豊かで……』
繭
『女なんてそんな演技簡単に出来るよ??翔あんたさ!!本当馬鹿!単純過ぎて笑える!!笑』あやの顔付きが変わる
あや
『…翔くんを悪く言わないで!!』
翔
『笑…あらら…あや怒らせちゃった…笑』
繭
『何が悪く言わないでよ!!翔はあんたの価値を上げるお飾りのブランドじゃないのよ!?』
あや
『?????』繭が何が言いたいのかわからない
翔
『笑!!そんな事考えた事もないあやには難しい話しだよな??笑!!えっとね…本当は俺が好きなんじゃなくて俺の人気が好きって事』
あや
『???』
翔
『う〜ん!!人気者の俺と付き合うと周りに羨ましいがられるでしょ??そうなりたくて俺と付き合いたいって女の人が多いのも事実なんだよ…俺自身を好きでも無いのに…笑』