第22章 過去

翔
『……あや……そーだよ…お前のお腹の中には子供が居るんだから、逃げてよ…あーゆう時は』



あや
『私も思ったけど……っ……翔くん置いていけないよぉ……っ……私達守ってくれるなら……っ…翔君も一緒に逃げようよぉ……っ…』



翔
『笑……わかったよ…笑……あや泣き過ぎ！！笑…』あやの涙を拭く



マネージャー
『……笑…』2人を見て微笑む



翔
『……ところで今の所、常に君付けで俺呼ばれてるけど……笑…頑張るんでしょ？』



あや
『……っ！！…翔……っ…』泣きながら翔の名前を呼ぶ



翔
『笑…何？？』



あや
『……っ…』涙が止まらないあや



そうこうしているうちに高橋先生に着く



高橋先生
『おっ！！どうした？！』



泣きながら事情を説明するあや



翔
『…笑……あや…もう先生居るし安心して！？』あやの背中をさする



高橋先生
『笑…夫婦仲は…良好…っと…笑…』


翔の背中を見るとアザになっていた


あや
『！！！っ…』大粒の涙を流す


高橋先生
『打撲だね！！全治10日！！…あやちゃん大丈夫、男はこれぐらいの怪我大した事ないから！！湿布出すから毎日変えてあげなさい』



あや
『…っ…はい！ありがとうございます』



翔
『ねぇ？もう大丈夫だから！！』あやを抱き締め背中をさする



高橋先生
『…全く、結婚して旦那が骨にヒビ入っても男のくせにとか病院でさえ一緒に来ない奥さんが多い中、翔お前幸せ者だなぁ！！笑』



翔
『笑！！はい！！それに…更に幸せ情報をお伝えすると、あやのお腹に子供が出来ましたっ！！』



高橋先生
『っ！！！…そっかあ！！良かったなぁ〜！！おめでとう！！大事にしてやるんだぞ！！翔何かあったら相談しに来い！！』



翔
『はい！ありがとうございます』