第18章 それぞれの道
だけど、
幸せだった同居生活も1ヶ月経とうとした頃
裕也は、どんどん変わっていた
「乃愛ー、俺前から思ってたんだけどさ、リハビリ室行く必要ってあんのか?」
「どーゆうことー?」
「乃愛は、医療事務員だろ?わざわざリハビリしてる人の面倒なんか見なくていいってこと!今日見たけど、若いにいちゃんと楽しく話してたじゃん?」
「わざわざは行ってないけど。。用事があって通りかかった時は、辛そうにしてる人とか、なかなか頑張れない人がいれば励ましたくなるもん」
「だから、乃愛は事務員だから笑 乃愛が励まさなくてもちゃんと他に励ましてくれる人はいっぱいいんだから、乃愛は、話さなくていいーの!分かった〜?」
そう言ってあたしを後ろから抱きしめてくる
私の中でモヤモヤが溜まり始めた