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銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね

第17章 なんだかんだで好みのタイプ


真選組屯所から沖田さんに車で送ってもらった


私は後部座席に座ろうとしたのだが
「隣に乗りなせェ」と有無を言わさんとばかりだったため、渋々助手席へと座った

その際シートベルトを締めた私をチラッと見てきた
運転中も、終始無言だがチラチラとこちらを見てこられ、気になって仕方なかった…が無視した

送り先を聞かれたが、自宅を知られたくないので団子屋の近くまでで構わないと伝えた

意外とすんなり何も言わず、されずで送ってもらえて拍子抜けした
団子屋が少し先に見えた所で止めてもらい、車から降り一応礼を述べた

「送ってくれてありがとうございました」

「…別に、」
こちらを振り向きもせず不貞腐れたような顔で彼は答えた

なんだそれ?とイラッときたが、面倒なのでペコリと頭を下げて別れのタイミングとした
すると沖田さんはブーンと車を走らせ去っていった


車が走り去るのをある程度見届けた私は、どこにも寄らずそのまま自宅へと帰ることにした


ガチャガチャッと玄関のドアを開け部屋へと入り





「わーーーーーっっっっっ!!!!」
と顔を手で覆い大声で叫んだ


先程まで平常心を保つので必死だった
一生懸命隠しきっていた素をさらけ出し、存分に叫んだ





「わーーーーーーっっっっ!!!かっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいい!!!!」
興奮して涙が出てくるほどだ
部屋でうずくまってバン!バン!と畳を叩く



「なにあれっっっっ!!無理っっっっ!!超絶好みだわっっっっ!!」
そう、面と向かって会っているときは怖くて仕方なかったしそんな雰囲気ではなかったのだ


悶絶してキャアキャアと一人で騒ぎ立てていると、ビビィーーッッビッと奇妙な音の出るインターホンが鳴った


???


珍しい…私の自宅に来客なんてこの世界では滅多にない
女将さんや、女将さんの紹介してくれた大家さんは別として…

インターホンは鳴らすだけの簡易なものの為、部屋から受話器などで外の人と会話することは出来ない

恐る恐るドアのスコープから覗いてみると、そこにはさっきまで会っていた人が立っていた

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