銀魂かっこいいタイトルつけたら更新できないと思うからごめんね
第1章 トリップ
あの日、私はトリップしたみたいだった。
目を開けたら異世界だった。
人気のない細い路地に佇んでいた。
「え?」
とにかく見覚えのない薄暗い路地から明るい光を求めて大きな道へ出た…ら…
(はぁぁぁぁぁぁあああ!?)
目と口を開いたまま呆然と見渡した。
頭だけ犬みたいな、蛙みたいな人間?か何かわからない生き物がたくさん歩いていた。
見上げれば飛行船ではない、大きな乗り物がビュンビュン飛び交っていた。
でも建物は映画村のようなものばかり。
(へ?ちょ、へ?え?)
だがしかし!
おお落ち着け、私。見覚えある、既視感ありありじゃないか。
そう、そうだよ
…ここは
…ここは銀魂!!??
はっ!いやいやいや、だってそんな厨房みたいな。ねえ?
私アラサーですよ?
確かに脳内厨房っぽいとこあったかもしれないけども…そんなまさか。
そんなまさか。
そんなまさか。
そんな…
戻ってみよう、道を。
そうだ、なんたってアラサーだ。人生経験はそこそこだ。
こんなときは一度元の場所に戻る。
そしてむやみにアッチコッチ行かない。
とにかく戻ってみよう。
てくてくてくてくてくてく
テクテクテクテクテクテク
あれ?
そもそもどこから来たの?
さっきの薄暗い路地はここ。
うん、ここ。う○こ?
違う違う、現実逃避イクナイ。
あれ?現実なの?これ…
どうしよう