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あの子と入れ替わっちゃって黒バスの世界に来ちゃったっ!

第11章 第十章


貴女side
あれから私達は全中三連覇を果たした。
そう、ここから壊れていく…
どうなるか私は知っている。
でも私は口を出してはいけない。
流れに身を任せる。

そして崩壊した。

練習をサボるようになったチームメイト。
いつも通りシュートを打ち続けるチームメイト。
オッドアイになった征君。
目に光がなくなっていくシックスマン。
涙を流すさつき。

私は見ていることしか出来なかった。
何回も本を読んで胸を痛めていた。
涙を流していた。

でも…今が一番辛いよ…

そして数ヶ月後テツ君はバスケ部を退部した。

********

貴女「テツ君、引退のとき、来なかったね。」
赤「あぁ」
貴女「征君。スカウト来たんでしょ?」
赤「来たよ。何校か来たが僕は洛山という学校にしたよ。」

うん。知ってるよ。
“無冠の五将”
がいるんだよだよね。

雷獣
葉山小太郎

夜叉
実渕玲央

剛力
根武谷永吉

そして
新型の幻のシックスマン
黛千尋

がいる。

楽しみだね。

私は…

貴女「征君。私も洛山に行くよ。」
赤「行こう。洛山へ」

*****
卒業式が終わり、荷物を持って洛山がある京都へ向かった。そこで私の新しい生活が始まる…。


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