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風に舞う蝶

第3章 すべての始まり


『痛っ、なにすんの。バカ神(しん)』


神「やっと、思い出したか。」


『神は荒々しいんだよ。思い出させてくれるなら優しくしてよ』


神「こうでもしないと思い出さないだろ、チカは・・。」


『私を呼び戻したってことは、始まるのね。』


神「ああ。そうだ、チカの容姿を戻さないとな。ほらよ。」


といい、チカに鏡を手渡す神。


『わぁありがとう。やっぱり、こっちの方がしっくりするな。』


という、チカ姿は金髪に蒼瞳という姿に変わっていた。


神「じゃあなチカ。がんばれよ。」


といい、チカを時空の歪み落とす神。


『もっとましな送り方ないのかよ、バカ神。』


そうして、チカは別の次元に落とされたとさ。


神「やっと行ったか。がんばれよ。うちはチカ・・いや・・・波風チカ。」
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