第7章 止められない。*智*side
あぁ~…コントロール不可能だな。
もう止められない。
オイラ、ちゃんのこと
愛しいと思ってる。
ずっと俺だけを見てほしいって
思ってしまう。
でも、ちゃんは
ちょっと辛そうな顔をしてる。
やっぱりオイラじゃだめ?
〈はいよ、いちごミルクね〉
かき氷屋のおじさんにかき氷を
貰って俺はちゃんの元へ行った。
これでちょっとは
幸せそうな顔してくれる?
手繋いだり、
愛してる。なんて簡単にやってないよ?
簡単な感情じゃねぇんだ。
照れるなら、顔真っ赤にすんなら
俺のものになんなよ。
「…あれ…ちゃん?」