第29章 甘い幸せ
ちゃぷんっ
広いシンプルなお風呂
そして、あたしを後ろから抱きしめる
愛しい彼
『あたし・・言いましたっけ?』
「寝ぼけてたんじゃね?
でも、了承はいただいたし・・
今、入ってんからね?」
『////』
あたしとしたことが“いいよ”
大野さん曰くそう言ったらしい。
はぁぁあ・・死ぬほど恥ずかしい。
「あ、海行かねぇとね」
『え、昨日・・』
「あんなのじゃなくて、
もっと、あっまーい海デート!」
あっまーい。そう色っぽく
大野さんがあたしの耳元で囁く。
「ふふ・・どしたの?」
『・・もう////』
「ふふんっ・・こっち向いて?」
お見通しだよ、そう言ってるみたいに
後ろを振り向くと大野さんは
甘い溶けるようなキスをした。