第20章 離れたくない
「優子さん、上に乗ってみて」
ベッドの上で裸の彼が、裸の私を自分のお腹の上に乗せる。
「上に? 上に乗って…ってこと?」
「うん」
「えー…」
「お願い」
彼がお願いする。悪戯っぽく可愛い顔で。
雅樹くん、そんな顔するんだ。
まだまだ知らない彼がいる。
「出来るかなぁ…」
「大丈夫、手伝う」
彼の言葉にうながされて起き上がり、太ももの上に座る。
「えっと…ふふっ、どうしよ」
またがって彼を見下ろすとなんだかドキドキする。
「ここに…これを…こう…」
彼が手でそこを触りながら説明する。
「わかってるけどぉ」
私は笑う。
彼のものを自分の手で支える。
そして自分の割れ目にあてがう。
「……」
「いれて」
彼が催促する。
下から私の顔を見上げて。
「ふふ…うん…」
エロすぎる状況。
彼とこんな関係になったことを感じると、私の胸が熱くなる。
「ん…」
ゆっくり、その先に身体を沈める。
「はぁはぁ…」
なんかドキドキして進めない。
「もっと…」
可愛い声で彼が誘う。
私の腕をきゅっと握って引っ張る。
「うん…いれるね」
彼のものに、そっと、ぎゅうっと身体を沈める。