第3章 嵐:櫻井翔
「翔くん、またお仕事でしょ?
だからね、今日はずっと手を繋いでよ?」
俺が忙しい事を知ってるから。
そのせいで、
会う時間も一緒に居る時間も、
とても少ないことも知ってるから。
だから、
君は涙をこらえる。
「待っててね。
またすぐ会いに来るから」
すぐ行くよ。
だから君は、
いつもの笑顔で待っていて。
きっと、抱きしめるから
なんて、
手を繋ぐことも恥ずかしいくせにね。
(( 次、会うときはプロポーズだ ))
(( 心の声が漏れてるの気づいてないのかな? ))
( 握りしめた手 ) END