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Ifの物語。

第11章 関ジャニ∞:安田章大






放課後、職員室からの帰り道



空き教室の前を通りがかった時
安田と錦戸くんの声が聞こえてきた





『先輩の事、
 好きやないんですよね!?』

『……関係ないやん』

『僕は先輩好きなんです!!
 真面目に答えてくださいっ』



『…前は、好きやなかった』





心臓が高鳴る。




待って、前はって
今は好きってこと?


だめ、自惚れるな






『先輩はあげへんで。
 なんぼ錦戸さんでも、な』


『分かってる。
 やから諦めるし。
 あの子も安田が好きみたいやしー』






はあ!?





顔が熱い。

早く離れなきゃ、早く。





なのに動かない足







「先輩…?」


「や、すっ……」








後ろには錦戸くん



なんで、こんなとき
揺らいでる心






「先輩!好きです!!」


「え?」






「好きなんです!!先輩!」










相変わらず変わらない安田が




笑顔で私に告白する
フラれた人が目の前にいながら




私は、ただただ悲しくて
つらくて立ち尽くしていた





「もう…ばかじゃないのっ!」


「んへへ。好きなんです〜!」





でも、元気が出るのは






紛れもなく君のおかげで






ほんの少し、恋心も
あったりするんだから























( 失恋中なのに! ) END
















「先輩はあげませんから」
「まだ俺にチャンスある?」
「……さあ」(チャラさに冷めた)
「先輩は僕のです!」
「嘘やってー。怒らんでや」
「……もう錦戸先輩やだ」




((勝手にやってろー))





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