第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
中2、
私はやっぱりイジメられた。
気持ち悪いから、
それだけの理由で。
1つだけ違った事は、
たーが助けに来てくれたこと。
「ほんま目が離せへんな〜」
「…ごめんなさい」
「なに謝ってんねん。」
「…離れないで、居てくれる?」
「当たり前やん。俺も、
オカンもオトンも。ずっと一緒!」
日に日に酷くなるイジメの中で、
両親が不慮の事故で亡くなった
「うそつき!!!!
離れないって言ったじゃない!!
ずっと一緒、そう…言ったじゃ…」
失いたくない。
今度こそ、なくしたくないって。
そう。思っていたのに…
震えていた、たーの身体。
見上げれば、
ボロボロ涙を流して
ひたすらに『ごめん』と。
それから私は、
ボーッとして生きるようになった
人を相変わらず信じられず、
たーにしがみついて動いていた。
だから、
「丸山隆平!」
そう、笑顔で言われて
嬉しい、という気持ちが生まれたんだ