第8章 関ジャニ∞:渋谷すばる
「大体な、好きなんて言葉は
本気に思うほど言えへんねん
かるーい気持ちなら平気やねんで!
やからぁ、ポロッと出てまうで
好き、って言葉なんか」
「…そうなのかなぁ」
「おん。その代表例に
すばるくん、好きやなんて言わへんやろ?」
確かに…。
告白したのも私だ。
(勇気振り絞ったんだぜ!)
私のこと本当に好きなのかな?なんて
不安になった事もなかった…
「まあ、そんな焦らんと
ゆっくり悩めばええんとちゃう?」
「うーん…。」
付き合う上での悩みなんて
片思いしてる時と
まったく違うものになってるけれど
ドキドキ高鳴るこの胸の鼓動が
たぶん、確かに
片思いしてるあの時と同じ
ふわふわした気持ちにさせてくれる。
( 好きのたった一言なのに ) END
ガラッ「!」
「すばるくん。どうしたの?」
「好きやで!!」(実は顔が赤いです)
「…あ……、えっと」(こちらも赤い)
「やから大倉といちゃつくな!」
「わ、わかった…」
(ただのバカップルやんけ…!!)