第6章 嵐:松本潤
ぎゃぁああっ。
まるで化け物見た瞬間のような
叫び声がけたたましく響き渡る
理由は簡単。
「おはよう、松本くん」
「おはよーさん!」
関西から来たこの男のせい。
俺らはようやく本物のカップルに
なれたわけなんだが、
なんて言うか。
(名前呼び)が
お嬢様って意外な事実があって
お見合い話が続いてるらしい。
「なんで錦戸まで」
「ちゃんの家にな、
居候させてもらってんねん!」
ドヤァ、って
「ご、ごめんねっっ。
もうすぐ終わるから!!」
「俺らの関係は終わらせへん!」
殴っていいかな。