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Ifの物語。

第6章 嵐:松本潤



ばたばた、




必要以上に足音鳴らして
走って来たのは我が弟の隆平



「ねーちゃんっ!
 お金がないから貸して!」

「断る」




こいつは人見知りをしないためか、




こういうチャラ男とも
友達だから、私も知り合いになってしまうよね




「ええやん、貸したれば」

「それなら大倉が貸してやれよ」



「返ってこうへんから、
 イヤや、俺やって」





「たーのーむー」

「はいはい」




なんて、結局、貸してしまうブラコンな私




だって、なんやかんや言って
我が弟は可愛いんだもんっ!!




「あのさ、そこ邪魔」



怒った声に振り向けば、
不機嫌の松本くん


ヤンキー丸出しじゃないか




「おーすまんすまん」



と大倉がよけるために、
私の方へ寄ってくる



香水キツくないか





「大倉」

「んぇ?なんや?」






「…は俺のだから
 変な男、近寄らせたらぶん殴る」




と松本くんはそう言い、去って行った







「わー、お前、好かれてるやんけ」



「…ん?」






「…殴るで。ほんま」
「ごめん、鈍感間違えた」






恋に鈍感な私にも、






(たぶん)モテ期が到来した
















( 意図的な鈍感 ) END






















「すばるくん、あの子、可愛ええ」
「ほんまや。食ったろか」
「…すばるくーん、松潤に殴られんで」
「やーーん。でも諦めへん!」錦戸
「キャラちゃうやん亮」
「おおくらーーっ」
「はーい♡」



なんやかんや言って、


ずっとモテてる






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