第4章 嵐:相葉雅紀
「ほんとに大丈夫?
信じても良いんだよね?」
「しつこい、大丈夫ってば。」
私は相葉くんと同棲してる
彼は明るくて無邪気で、
ムードメーカーだけれど
本当は心配症。
今日だって、ただの打ち上げなのに
大丈夫?とか気をつけてよ!とか
出掛ける寸前までうるさい。
ちなみに私の仕事は、
ライブスタッフ。
衣装を担当してる
本番になると、
衣装があっちこっち混ざるから
名前札あっても、
バタバタ駆け回ってるんだ。
…って、そんなことはいいの。
「何時に帰るの?」
「んー。わかんない
2次会もあるだろうから」
「えー。起きてられるかなぁ」
「寝ときなよ。
明日は朝から撮影でしょ」
ブーツに足を通し、
ちゃんと履けたか確かめて。
「また連絡するから。」
「…うん」