第7章 7月17日(水)
二時間も休めないから
一時間目の休み時間には教室に戻る
机の上には
“颯太の弱みでも握ったの?”
って書いてあるノートの切れ端
さすがに、これはキタ
玲衣奈は授業中も私のことをチラチラ見てる
みんなはもちろん知らん顔
授業が終わり
その場にはいれずスグ教室を出る
颯太くんは心配して追いかけてきてくれた
『教室に戻ってきた時から
様子が変だったけど何かあった?』
『颯太くんのせいだよ!!
颯太くんが……………
もぅ放っておいて』
思ってもないこと言っちゃった
颯太くんはもぅ追いかけて来なかった