• テキストサイズ

視える愛人~ミエルヒト~

第6章 7月16日(火)


三連休明けの学校


教室の中は
いつも以上に賑わってる


仲良い子にお土産を配ったり
机に集まって連休中の話してたり…


まぁ、今の私には
そんな話しに来てくれる友だちも
お土産くれるような友だちもいないんだけどね


『颯太いないじゃーん
また遅刻ギリギリに駆け込んでくんの?
せっかくハワイのお土産あるのに』


ムダに大きい声でアピッてるのは玲衣奈
私に『視えたことそのまま教えて』って言った人


颯太くんが好き
……っていうか“人気者の”颯太くんが好きらしい


チャイムが鳴る3分前にやっと颯太くんが来た


真っ先に向かってきたのは


私の席!?


ごめん!!
颯太くん!!
嬉しいよ?
嬉しいけど玲衣奈の視線が痛い
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp