第2章 恋
ピーンポーン♪
「はいは~い!」
『こん…ばんは』
「こんばんは!さ、入って、入って♪」
なんでこんなに上機嫌なんだろう…
『で、話って…』
「実は俺の家、つまりここなんだけど、今度新しくするんだよね」
『はい』
なんだろう
「住むお家ないから萌ちゃんの家にしばらく居候させてくれないかなって」
『え?僕の家ですか?』
「そう!」
『ええぇぇぇ!!ぼ、僕なんかより仲のいい志田未来さんの家で…』
「萌ちゃんの家がいいの!だめ?」
『いいんですか?事務所的にも…』
「それなら大丈夫っ!!マネージャーがいいって!」
『わ、わかりました…』
あんなににっこりされると断れないよ…
「萌ちゃん」
『なんですか?』
「今日、元気ないね、なにかあった?」
『そ、そんなことっない、よ!?』
裏返った…!!
「嘘だよね?これからお世話になるんだし、なんでも言ってよ?」
『……実は』