第5章 No.4
「はぁ、はぁ はぁ っ、はぁ・・・・・・」
肩で息をしながら
胸に手をつける
大丈夫。大丈夫。
大丈夫!もう、制御ができる。
暴走したりなんかしない。
私は ・・・・・・17歳。
大人になったのよ。
小さかった頃とは、力の威力が比べ物にならないのよ。
大丈夫。私は負けない
息を整え、身形を直し、心を落ち着かせた
ルフィ「ユキ・・・?」
急に名前を呼ばれ 驚く
「ルフィ・・・」
ルフィはユキに近づき
肩を掴んだ
ルフィ「今、覇王色の覇気を使ったのは お前か?」
ルフィの言葉に 戸惑いを隠せなかった
「な、なんで そんな事 聞くの?」
ルフィ「感じたんだ。覇気を」
真剣な眼差しから目を逸らせず
頷いた
黙ってルフィの問いかけに頷いた
ルフィ「お前・・・・・・
お前も覇気つかえたんだな!」
とキラキラとした目をユキに向ける
ルフィ「すんげぇーー!!!ユキ!他にも覇気なんか使えんのか?!」
子供みたいにはしゃぐルフィを見て
本当に 4億ベリーの賞金クビなのかと疑いたくなってしまう
そんなルフィにつられて
一緒に笑い出す
「他には、武装色の覇気が、使えるの
覇気は覇王色と武装色の2つだけ」