第4章 No.3
街の看板には 海賊の指名手配が貼ってあった。
その中には 勿論 ルフィ達のが、貼ってある。
そして、1人の少女も。
呪われし少女
テェ・D・エメラントユキ
賞金 3億ベリー
自由自在に体を変幻させ、人を惑わし
地獄に引きずり込む。
少女の唄を聞いたら それは、もう手遅れ。
唄を聞いてしまったら 生きては帰れない。
人々は彼女を夜桜と呼ぶ。
異名 夜桜。
「あっ、やっぱり 此処にもあるんだ。」
その紙を 悲しげな眼差しで見つめる
よし!と気を入れ直して
ナミ達のところにでも行くか!
グルッと向きを変えて 歩き出した
ドンッ
と鈍い音が聞こえた
「へ?」
海軍「大丈夫か?って・・・お前は」
運悪くぶつかったのは、海軍兵だった。
「な、なんでしょか・・・」
海軍「お前 こんな所に1人とは危ないぞ」
「え?」
情けない声を出すユキ
「あ。ありがと パパとママの所に帰る」
ニコッと海軍に微笑みかける
なんで、自分の正体が、わかってないか。意味がわかった。
私の能力は、歳や性別。生きているものならなにでも変幻出来る。
だから、私の本当の正体を知るものはいないのだ。
その場から逃げるようと、早足で歩いた
が、誰かに肩を捕まれ 動きがとれなくった。
何が起こったのか分からなかった
次の瞬間
背中が、凍りついた