第1章 出会い
母「今度から澤村あかりにする?それとも池田あかりのままにする?」
そんなのおばさんの心遣いもなきたくなってくる。
ねぇ、優しくしないで。
お願いします。
優しくしないで……
いかにもこわばった顔で床を睨みつけてると、大地がいきなり頭をぽんぽんってしてきた。
…………
大「ごめんな、いきなり。馴れ馴れしくて。」
…………ほんとに。
優しくしないでよ。
貴「(´;ω;`)ブワッ」
大「え?なに!?なんで泣くの?」
貴「〜〜〜っく………っう〜〜〜〜」
何泣いてんの。喫茶店の中なのに。
人がいるのに。泣きたくなんてないのに。
そう思えば思うほど、涙は溢れ出てきてしまう。
そんなあかりを大地はぎゅっと抱きしめ、背中をぽんぽんとたたいた。