第5章 バレーへの「新たな」興味
「すごいね、仁花もそう思った?」
練習が終わって着替えている時に仁花にそう聞いた。
仁花「うん、なんか、かっこいいよね」
がチャリと体育館の外に出ると
潔子「あっ、二人とも着替え終わった? 送るからちょっと待ってて、私も着替えてくる」
仁花「いえ、そんな、逆に私が送るべきというか何と言うか」
「ええ、先輩こそ一人は危ないですよ」
潔子「いいから、いいから」
タタタ
と着替えに行った清水先輩。
仁花「oh......」
「ふ、凄いなぁ」
烏養「先生どうした? 渋い顔して」
武田「いえ、ちょっと、 どーも、学校のバスが他の部とかぶって借りられそうにないんですよ。
予定より費用が嵩みそうでどうしたものかと…」
烏養「ふーむ、俺ももうちょいOBとかにあたってみるわ。
今後もぶつかる問題だろうし」
武田「いざとなれば貯金があるんで!」
烏養「いやいやいやいや、将来にとっとけよ!」
費用か…
仁花「ねぇ、やーちゃん… 」
「うん、私も考えてたとこだよ」