第1章 空から何か降ってきたときは大抵ろくなことがない
『え?(なになにどうしたの?!)』
「さっきトシから話は簡単に聞いたよ。
詩音ちゃん!君を女中兼平隊士として真選組に迎い入れよ
う!」
『え?!?!(ごめん近藤さん!ずっとストーキングゴリラ糞って
思ってたけど!!!ありがとう!!たまにいい事してくれん
ね!!)』
「それに俺もお前の化けの皮はがしたいんでねィ─ニヤ」
『...言っとくけど猫かぶってませんからね?』
「ほら、もうすでに語気が強まってまさァ笑」
『笑じゃねえ!くそ!このドSヤロォォォォ(笑い事じゃないで
すよ沖田さん!その言葉撤回してください!近藤さんと土方さ
んが信じちゃいますから!!)』
え、何この空気怖い。
「お前..ほんとに猫かぶってたんだな...女って怖えな・・」
え、がちな方で引かないでくださいよ土方・マヨ・十四郎
さん!!
「詩音ちゃん...そうだったんだ。『(あ、なんか悪いこと
したな...)』勲ギャップ萌したよ!!!!」
『は?』やばいつい低い声出たアアアアアアアアアアア
「やっと猫の皮剥がれましたねィ。単純でさァ詩音」
よし、開き直ろう!スゥー......
『くっそ!!お前のせいで純粋乙女なヒロイン像が
崩れたじゃないかアアアアアアアアアアア!!
いざ尋常に勝負しやがれ沖田アアアア』
「純粋乙女なんてお前には無理でィ笑
その勝負受けますぜィあと総悟って呼べよ」
『標準語で命令形?!!?』
第一章complete.
(こうして詩音は真選組に入ることになったとさ....おし
(ちょっと待て何終わらそうとしてんだアア総悟オオオ)
(あ、詩音笑でさァ)
(詩音笑って何?!名前馬鹿にすんなよコノヤロオオオオ)
(名前馬鹿にしたんじゃねィ。詩音自体を馬鹿にしたんでィ
そんなことも分かんねえのか、バーカ)
(くっそドヤ顔で罵るんじゃねえこのドS!!)
(それは褒め言葉ですかィ?雌豚ゴリゴリ子)
(あぁん?!褒め言葉なわけあるかアアア!
そして雌豚はいいとして、ゴリゴリ子はヤメロオオオオオ
近藤さんとは違うかんな!!!)
(お前らもうやめろ!!詩音雌豚はいいの?!!許容範囲なの?!)