第1章 シンデレラ
童話シリーズ
〜シンデレラ〜
※兄1 “兄貴”
兄2 “兄さん”
昔々、ある国でのお話です
その国では王子が妃を決めるためにの舞踏会が執り行われる事になりました
どこの家の少女達も王子に見染められるためにと大忙し
シンデレラの家の姉(兄)たちも王子の目に留まろうと一生懸命でした
兄1「この、スーツ完璧だろ!王子目的の女の子も皆俺の虜さ!」
兄2「………なんでも……いい」
シ「(しょーもねー)……とっても似合ってるよ兄貴(ニッコリ)」
………王子目的の女の子を落とすため一生懸命でした……
兄1「シンデレラ……お前なら分かってくれると思ってたぞぉー(泣)」
義父「ギャーギャーやかましいこのバカ息子‼︎💢」
兄2「……賑やか……」
シ「だな……」
シンデレラの家は舞踏会の日もいつもと同じ賑やかな家庭でした
義父「ぢゃぁ、行ってくるけどお前本当に行かないのか??」
シ「うん、面倒いし……てか兄さん行くんだね?」
兄2「……ご馳走……」
シ「っあ、なるほど……」
兄1「楽しみに待っとけよシンデレラ、お前に姉さんができるぞ!」
シ「うん、期待してるよ兄さん(多分、相手にもされないけど)」
義父「んぢゃ、留守番よろしくな!」
シ「うん、お土産よろしく」
こうして、引きこもりの………健気なシンデレラは家に置き去りにされたのでした……?