第14章 澤村 大地2
ピンポーン
大地の家のチャイムを鳴らすと、大地が出てきた
澤「?彩香?どうしたんだ?」
私は元気そうな大地の顔を見てへたりこんだ
「はぁぁ・・・・よかった、元気そうだね」
澤「ああ。ちょっとした熱だったからな、安静にしてたらすぐになおt「大地のバカァ‼」!?」
私は少し涙目になりながら抱きついた
「本っ当に心配したんだからね!?明日インハイなんだよ!主将なんだよ!体調管理ぐらいしっかりしてよ‼」
澤「あ、彩香。熱っていうのは嘘なんだ」
「はぁっ!?嘘!?」
解放すると、大地から抱きしめてきて動けなくなった
「‼大地!?」
澤「・・・彩香がなにか隠し事してることに、オレが気づかない訳ないだろ?」
「っ‼・・・・・・気づいてたの?」
澤「まあ薄々な」
もしかして・・・
「気づいた直後に旭に詰め寄って洗いざらい話させた・・・訳じゃないよね?」
澤「よくわかったな。旭に教えてもらったんだ」ニヤッ
あのひげちょこぉ‼
あー・・・協力を頼んだ私も悪いか。ごめんね旭
澤「で、オレに妬きもち妬かせて何がしたかったんだ?」黒笑
「う・・・・・言えない」
妬かせて私のこと意識して欲しかったとか、進展したかったとか・・・・絶対言えない‼
それに今の大地怖い‼
私が何も言わずにいると
澤「・・・・彩香」グイッ
「!?な、なに大地・・・・・っ‼」
大地は強引に私の顔をこっちに向けて唇を重ねた
「んっ・・・・・」
唇を離した後、耳元で
澤「・・・・オレを妬かせた罰」
と言った
「・・・・・大地ぃぃぃ・・・・///」
正直すごいドキドキしてる。なにせいきなりキスされたんだよ!?
澤「今度妬かせたら・・・容赦しないからな?」
「ハイッワカリマシタ‼イッショウヤカセマセン‼」
片言になっちゃってるけど、大地のことは本当に一生妬かせないようにしよう
「あ、そういえばクッキー作ったんだった!はいっ、明日のインハイ頑張ろうねっ‼」
澤「ありがとな」
作戦は失敗しちゃったけど、ドキドキの前日。進展もしたはずだよ‼