• テキストサイズ

ハイキュー!!影山飛雄*裏*R18☆

第3章 告白


息を切らせて話すこともできないあたしを、ただただ、影山は支えてくれていた。最低なことをされているって、頭では分かっているのに抵抗出来なかった…。

影山はあたしのそんな迷いの部分につけ込んだのかもしてない。けど、そんなことまであの影山が考えるだろうか?
単純馬鹿という目で影山を見てきたものだから、そういう事は考えられない…

「悪い。」

影山が自分を責めているような表情で下を向き、呟いた。眼は合わせてくれない。
『悪い』って何よ…
責めちゃいけない。そう思う気持ちを通り越して、

「謝るなら何でこんなこと…」

口をついて出た言葉。
気持ちが急いて歯止めが効かなかった。けど、本心だった。

影山を見つめるけど、やっぱり下を向いたままで…。
少しの沈黙の後、

「俺にもわからねぇ。気付いたらお前に…。マジで悪かった…」

「ファーストキス…」

「…ん?」

心の声がポロリと出てしまっていたようだ。

影山は顔をしかめてあたしを見た。

「お前…まさか…、今のがファーストキ…(もが)「言わんといて!」」

つい、影山の口をてで押さえてしまった。それも、関西弁で…
実は生まれは関西なんです。父が転勤して東北へきたのですが、感情が高ぶった時とか、咄嗟に反応してしまった時に関西弁になっちゃうんですよね…。

それはさておき、

ここからどうしよう…。
口を塞いだのはいいものの、先の事考えてなかった…

それにしても、結構男の子の唇って柔らかいんだ。
あたしってばこの唇にキスされたのね…


って、何考えてんのあたし?!

ようやく、影山の口からパッと手を離し、顔が紅くなったのを見られないように、なるべく影山から顔を逸らすようにした。

「なぁ。」

「…。」

「おい!………
いい加減こっち向けって!」

「わあ!」

強引にこちらを向かされ、バッチリお互いの顔が見えてしまった…
顔が赤いのばれちゃったよもお…

「お前…」

ここは開き直るべき?どうすべき?
思考錯誤をしていると、影山から降ってきた言葉は意外なものだった。



/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp