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LOVE

第7章 20825日目の歌


空気が澄んでいるのに、霞んで白くキラキラする秋の陽射しの中。

ビックリすることに、公園なんかに居る。

この、俺が。
たまの休日なのに。


もう少しでクリアできるゲームあるんだけど。
買ってまだ開封してないゲームもあるなぁ。



天高く、ところどころに浮かぶ雲がゆっくりと流れる。
芝生に寝っ転がって空をボーっと眺めてる。





ひかり 「だって、あまりに不健康過ぎるんだもん。」


缶コーヒーを飲みながら、ひかりが口を尖らす。

いやまぁ、そんなに不平言ってるつもりはないんですけど(苦笑)


ひかり 「あのねぇ、人間出来るだけ昼間はお日様の光浴びた方がいいんだよ?」


あー。何か前にもどっかでそういうこと、言われた気すんなー。


ひかり 「もう少し日光浴したら、帰るから。そしたら、ゲームしていいよ(苦笑)」


ゲームしていい、って言いよった(笑)


休みは一日中ゲームしてて、それについて文句は言われたことないけど(多分言いたいのを必死に我慢してるんでしょ)
小さな溜息をよくついてるのは知ってる。

俺のこといろいろ心配して気にかけてくれてるのも、知ってはいるのよ。


何かもう、母さんみたいだな、おまえ(笑)




きっとさ。
もし結婚することなんかあったりして、子供が生まれたりしたら。
ごはんとかさ、栄養のことすっげー考えて作るんだろーなぁ。


今でもそうだもんな。

一緒に食べれる時は、なるべくちゃんとしたものをってメニュー選んだり。
会えない日は、野菜ジュースが冷蔵庫に買い足されてたり。


そういや、母さんも似たようなこといっつも言ってたなぁ(苦笑)
最近は諦めたみたいだけども。


・・・・・・似てるかもなー。


男って、母親と似てる女の子好きになるって言うしさ(笑)



自分のことよりも家族とか相手のこと一番に考えちゃうところとかさ。
似てるよ。









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