第4章 電話
「えっと…歩です
登録お願いしまーす」
『ん、わかってる』
数分前まで一緒にいたのに声が聞こえるだけでドキドキしてしまう
「せっ先輩…お姉さんいるんですね」
『あぁ、うるさいのがな』
「でもいいじゃないですか
僕なんて一人っ子なんで今は家一人なんですよ?」
『えっ?
親は?』
「日本遠征中です」
『あぁ、そろそろ世界大会だもんな』
「…よくバドミントンの世界大会なんて知ってますね」
『見るのも好きでよくバドミントンの大会とか見るんだよ』
「そーなんですか」
『あぁ
…それよりお前誘拐とかされるなよ』
「…どうしてそうなるんですか?
流石に高校生の男子が誘拐なんてされませんよ…」
『お前可愛い顔してるから誘拐されそう』
「さっ流石に高校生になってまで誘拐されたくありまさん」
『その言い方は誘拐されたこと有るのか?』
「さっ最近は無いですよ!?」
『…お前を家に一人にするの心配なんだが…』
先輩が心配してくれてる!
嬉しすぎて心臓が止まりそうです…