第3章 先輩と2人
「真人先輩!
帰りこっちなんですか?」
「えっ?
あっあぁ」
「なら、一緒に帰りましょ」
「…いいけど…」
明らかに疑いの目を僕に向けてくる
まぁ、泣き顔を見られた相手が同じ部活に入ってその上普通に話しかけてきたら疑いたくもなるよなぁ…(苦笑)
「誰にも言ってないし言うつもりも無いんで安心してください」
「…なんでバドミントン部なんだよ…」
「えー?
先輩がいたから?」
「なんだそれ(笑)」
冗談だと思ったのか先輩は笑って僕の方を見た
「本気ですよ?」
「…俺、男に興味無いよ?」
「あっホモでは無いんで安心してください」
…今は憧れにして方がいいかなぁ…