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アンバランスな恋模様

第2章 2日目





「二宮くん、」



「はあい、」



「にっのみあくーん」



「待って今いいとこ、」






私に冷たく言い放つと、大きなテレビに近付き、これでもかってくらい画面を見つめている二宮くん、コントローラーを持つ両手はリズミカルに動いている。




…ああ、テレビよ
私は出来ればあなたになりたい。


二宮くんにあんなに穴が空くほど見つめられたことなんて、一度だって無いんだから!自分で言って自分で悲しい。



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