第3章 ~3日目~
翔ちゃんの本棚の下から、紙が少し飛び出していた。
その紙を吸わないように、俺は少し離したところに掃除機をおいて電源を止めた。
本の1ページが飛び出てたら大変だもん。
しおりかな?とも思ったけど、吸っちゃうのはダメかなって思って、俺はそれを拾った。
それは、昨日、リーダーが見つけたような、四つ折りされていた紙だった。
でも、昨日とは違う薄緑色。
もしかして………って思って「みんな来て!」って呼んだ。
二ノは「そんなに大声出さないでくださいよ。あなた声でかいんだから。」って文句を言いながら来てくれた。
「これって………昨日の………じゃないか。色違うもんね………」って松潤は不思議そうに呟いていた。
そして、紙を開いた。