第40章 置き土産
翔
『……っ!ちょっと話さない??』あやの瞳を親指でなぞりながら言う
あや
『………うん……』
翔
『何で泣いてたの??』
あや
『………それは…………あのさ??』
翔
『…うん』
あや
『……翔くんがちゅーしたくなるまで待つから、ごめんね??凄い傷つけちゃって……』
翔
『えっ!?あぁ〜そう捉えたのか!!……なら…』
あやを引き寄せると顔を近付け至近距離で
あやが赤くなる
翔
『……なら…この先はあやから来てよ…』
あや
『えっ!!』
翔
『……あやが本当に向き合えるようになったら自分から来るかと思って待ってただけ……』
あや
『…私は、一回あんな事しといて自分が解決したからってハイしましょ??ってゆーのは都合が…それに翔君を沢山傷つけたし………』
翔
『……あや…来てよ……』
あやから軽くチュッっとする………と瞳を潤ませる
翔
『……笑…えぇ〜…そんだけぇ??……笑…泣かないで………』深く口付けあやの部屋にリップ音だけが響く
翔
『笑……この続きはサメットでね〜今日はちゃんと寝よ』
あや
『……うん』
眠りに付き………
……………バライティーの…次の日の収録中
スタッフ
『一旦休憩入りまーす……』
あやが廊下を歩いていると……
ファン
『ヤバイよね!?』
あや
『どうしました?!』
ファン
『あの…』
あや
『えっ!?……ご案内しますね!!少し急ぎますよ!?そろそろ本番始まるので…』
3人一緒に歩く
スタッフ
『どうした?!』
あや
『あっごめんなさい!!私案内間違えしちゃって……』
ファン
『えっ!!』
あや
『本当に申し訳ありません!!』
スタッフから離れ
ファン
『何で!庇ってくれたんですか??』