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海神の巫女の恋

第4章 第4章 伊予河野軍VS毛利軍


何だか複雑です。

このモヤモヤした気持ちなんでしょう。

宵闇の羽の方が好きなはずなのに。

嫉妬してるみたい?

海賊ですこの方たちは。

けれども、私達の軍を庇ってくれた。

鶴姫「あの海賊のアニキさんはどこに?」

海賊1「アニキなら、自室に」

足軽さんに案内されて、海賊のアニキさんの部屋の前に来て障子越しに話しかける。

鶴姫「海賊のアニキさんお話があるんです」

元親「おう、入れ」

部屋に入ると、何やら机の前に座って何か見てます近づいてみるとそこにあったのは、地図です。

とにかく要件を言わなければならないです。

鶴姫「あの、私の軍の方を面倒みてくれてありがとございます」

元親「礼を言われることでもねぇ、それよりお前の船だが沈んでるぞ、しばらくここにいろ」

ここにお世話になってもいいのでしょうか?

そしてしばらくたった頃に、孫一お姉様がきて私を見かけるなり笑顔で言う。

孫一「鶴姫無事だったんだな」

鶴姫「はい、お姉様」

けれども孫一お姉様は、海賊さん達の方に行き話しかける内容はあまり聞こえない。

海賊のアニキさんの部屋にでもいったのでしょうか?

気になります。

私は台所に行き、お茶を用意して海賊のアニキさんのお部屋の前に来て障子越しに聞き耳。

孫一「それで徳川の様子だが」

元親「ちょっとサヤカ待ってくれ」

するといきなり障子が開けられる。

元親「お前なにやってんだ?」

鶴姫「お茶を持ってきました」

聞き耳を立ててたなんて言えるはずがありません。

元親「おう、ありがとうな」

お盆を持ち上げてまた障子が閉められました。

私は何をやってるの。

立ち上がって、足軽さんに話しかける。

鶴姫「復興まだですよね?」

足軽「はい、まだ船完成しないみたいです」

このまま海賊さん達の世話に、なるのは悪い気がします。

それから一週間が過ぎました。

嫉妬はどんどんと大きくなる一方です。

それに、心臓の様子もおかしいです。

まるで宵闇の羽の方を好きになった時と同じ。

足軽「姫? 聞こえていますか?」

話しかけられたことに気がつき、足軽さんの方に向く。

鶴姫「はい、なんでしょう?」

足軽「船もうすぐで完成しますよ」

早いです。

きっと私は海賊さんのこと好きになった。

けれどもこの気持ちは、まだ伝えない。
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